聞こえにくさに悩む日々に、もうひとつの選択肢を

「音は聞こえるのに、話の内容まではわからない」「会議やリモート通話、飲み会の場になると聞き取りづらい」そんなふうに感じたことはありませんか?
補聴器は、会話や日常生活の中でとても頼もしい存在です。けれど、人の声以外の音が多い場所、話し手との距離がある場面、同時に複数人が話す場など、少し聞き取りづらくなる瞬間があるのも事実です。
そんなときに役立つのが、フォナックの「ロジャー」シリーズ。補聴器と連携して「ことばの理解」を一層サポートし、会話の楽しさや人とのつながりをより実感できる、新しい聞こえのかたちを提供してくれます。
ロジャーって、どんな仕組み?
ロジャーは、話し手の声をマイク(送信機)がキャッチし、ワイヤレスで補聴器や人工内耳に届ける仕組みです。特に声が遠くから聞こえてくるときや、周囲に雑音が多い場面で、ことばをよりクリアに届けてくれます。
たとえば会議では、テーブルの中央にロジャーを置くだけで、複数の参加者の声を自動で集音。プレゼンでは話し手がロジャーを身に着けることで、距離のある場所からの声も明瞭に届けられます。さらに、テレビやリモート会議との接続も可能で、音量を上げすぎず快適に参加することができます。
もっとよくわかる、ロジャーの特長

● 騒音にも対応する「音への適応機能」
ロジャーは、フォナック独自のテクノロジーにより、周囲の雑音レベルを自動的に測定・分析。人の声が背景の音に埋もれないよう、必要に応じてロジャーの音声信号を強調します。これにより、騒がしい場所でも言葉が聞き取りやすくなります。
● 360度からの声を拾う「マルチビームテクノロジー 2.0」
ロジャーには、6つの方向に広がるマイクが内蔵されており、周囲360度の会話音を分析。どこから声がしているかを自動的に判断し、聞きたい声をピンポイントで届ける機能を備えています。
● 複数の話し手にも対応できる「マルチトーカーネットワーク」
ロジャーは、複数のマイクを同時に使うことが可能。会議や研修、教育現場など、複数人が発言する場面でも、それぞれの声を拾って聞き取りやすくしてくれます。
● 幅広い補聴器ブランドに対応する「高い互換性」
ロジャーは、フォナックの補聴器はもちろん、他ブランドの補聴器や人工内耳とも接続が可能。ダイレクト音声入力(DAI)やTコイルに対応していれば、幅広いメーカーの製品で使用できるという互換性も大きな特長です。
また、フォナックの一部補聴器では「ロジャーダイレクト」により、外部受信機なしでダイレクトに音声を受け取ることも可能。装用感がスマートになるだけでなく、操作やメンテナンスも簡単です。
あなたの毎日に、ロジャーという選択肢を
ロジャーは、以下のような場面で活躍しています。
● 大人数の会議や研修会、リモート会議
● 騒がしい飲食店やレストラン
● 電車や車など移動中の会話
● テレビや講演など離れた音源の聞き取り
実際の調査では、ロジャーと補聴器を併用することで「ことばの理解」が最大61%*改善されたとの結果もあり、多くのユーザーがその効果を実感しています。
*Thibodeau L. M. (2020). Benefits in Speech Recognition in Noise with Remote Wireless Microphones in Group Settings. Journal of the American Academy of Audiology,
31(6), 404–411. https://doi.org/10.3766/jaaa.190

補聴器専門店オーディオ・ノバでは、実際にロジャーをご体験いただけるデモ機をご用意しています。日常生活や職場での「聞き取りにくさ」が気になる方は、ぜひお気軽にご来店ください。
参考)
・https://www.phonak.com/ja-jp/hearing-devices/microphones
・Roger Catalog 202504